最後に、仕組みをマニュアル化していきます。マニュアルとは 白社独白の仕事のやり方 を文書化したものであり、自社にとっての競争力そのものになります。
マニュアル化することで、次のような効果が得られます。
その1. 「見て覚えろ」 文化から脱却し、人材育成を加速する
大半の日本企業では、いまだ「仕事は見て覚えるもの」という職人気質の意識が強いです。これは 一見、聞こえは良いですが、実際には社員の成長速度を落としています。マニュアルがあること
で、必要な知識は自分で学ぶことが出来、仕事を一人前に出来るようになる時間が圧倒的に短縮さ れます。
その2.現場での意思決定を支援し、生産性アップ
マニュアルがあることで、社員は日常業務の意思決定を自分で行うことが出来ます。それによっ
て、上司の指示を待ったり、決断に迷う時間を大幅に削減できます。また、社長やリーダーへの不 要な問い合わせが減ることで、創造的な仕事に使う時間を増やすことが出来ます。
その3. 会社の理念を共有し、自律型組織へ
マニュアルは、会社のビジョンや価値観などを、日常業務のレベルにまで落とし込んだものと言え ます。マニュアルに沿った行動を取ることで、自然と会社の理念が共有されていきます。 理念が共 有されている会社では、社員の内面的な動機付けがなされ、生産性の高い組織が完成します。
その4.成功体験を共有し、業績向上
マニュアルは、決して完成することがありません。日カの仕事の中で成功したこと,うまく行ったことを取り入れて、改善を続けていくものです。 結果的に優秀な社員の仕事のやり方を皆で共有す ることが出来、業績向上へと繋がっていきます。